
もしかしたら”負圧”が原因かも
店舗内が負圧状態になっていることで、次のようなトラブルが発生する場合があります。
換気口を取り付け、負圧状態を改善しましょう。
- ドアなどの開口部から異音がする
- 冬季に開口部付近から冷気が侵入し、室内の温度バランスが乱れる
- フードなどの排気が正常に行われず、周辺が汚れやすくなる
- トイレからの臭気が客席まで流れてしまう
- 厨房やトイレの排水で封水が切れ、下水臭が上がってくる
換気口を選ぶ前に、「正しい給気量」を知ることが大切です
換気量 = 排気量 = 通気量
まずは必要な換気量を知り、適切な通気量を確保することが、トラブルのない店舗づくりへの第一歩です。
必要換気量の計算について
厨房設計において、見落とされがちなのが「換気量の計算」です。
正しく計算することで、換気口選びの基準が明確になり、給気不足によるさまざまなトラブルを未然に防ぐことができます。
必要換気量は、以下の2つの視点から「実排気量」を算出し、大きいほうの数値を採用します。
Ⅰ. 建築基準法に基づく必要換気量
Ⅱ. フード寸法と調理排気の捕集率から求める換気量