平素よりクリエ製品に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび弊社より販売しております「溶岩焼グリル」において、以下の事象が寄せられている件につきまして、ご報告いたします。
また、同様の状況にある場合は、早急な対応をお願い申し上げます。

不具合内容
CLシリーズ(自動着火型)
事象①:点火ができない
原因:Gコード(導火線)の焼き切れ
理由:グリル周辺に物が置かれることにより離隔距離が保てないことから放熱できず本体温度が上がり
Gコードが焼き切れてしまった。
メンテナンス(掃除)不備
事象①:CO値(二酸化炭素)が異常に高い
原因:離隔距離が不十分であった
理由:グリル側面にある通気口がふさがれ、通気ができなくなりCO発生に至った。
対策
離隔距離の確保は、火災防止および機器保護のために必須です
溶岩焼グリルをご使用の際は、火災予防条例により定められている「離隔距離の確保」が必要です。設置後に周囲の改装や造作を行う場合も、必ず設置基準に従い、機器の安全使用を守ってください。
取扱説明書にも離隔距離に関する記載がございますので、必ずお読みいただき、正しくご使用ください。
離隔距離の確保は、火災防止および機器保護のために必須です
離隔距離を確保しない場合、以下のような不具合や危険が発生する恐れがあります
【溶岩焼グリルCL(自動着火)タイプの場合】
溶岩の強い輻射熱により、ガスコック内部に熱がこもりやすくなります。その結果、内部部品が過熱し、焼損(焼き切れ)などの不具合が発生することがあります。
【溶岩焼グリルシリーズ共通】
特にCS/CLシリーズのような離隔距離をとりづらいモデルでは、一酸化炭素(CO)の異常値検知やガス漏れの報告が確認されています。これらはいずれも命に関わる重大な危険を伴います。必ず設置基準を厳守してください。
また、離隔距離が確保されていないと、以下のような火災リスクが高まります
- 周囲に可燃物がある場合、低温の熱でも長時間当たり続けることで壁などが炭化し、低温炭化火災や伝導加熱火災が発生する可能性があります。
- 特に木造建物や可燃物の多い環境では、より慎重な配慮が必要です。
安全に使用していただくために
- 本体の側面、背面、前面ともに15cm以上の離隔距離を確保してください。
- 必要に応じて、**専用の遮熱板(オプション品)**をご使用ください。


グリルのメンテナンス
クリエの溶岩焼グリルは、耐熱・耐久性のある部品を使用しておりますが、長持ちさせるには毎日の掃除が重要です。
簡単なお手入れですので、是非、行ってみてください。
ブログ:「できる!シリーズ」〜溶岩焼グリルの片づけとメンテナンス〜
今後も一層の品質向上、品質管理に努めて参りますので、引き続きご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。