ファンが正常に回っているのに排煙できない【ススとり君】

ススとり君のファンが正常に回っているのに排煙できない場合は、もしかしたら煙突トップの網が詰まっているのかもしれません。

 

ススとり君の設置工事を弊社及び弊社代理店以外で行なう場合には、設置工事説明書(下図参照)をお渡ししています。
設置工事説明書にもあるように、煙突トップに網をつける必要がある場合は、Φ3,30mm角以上の網目のものの設置をお願いしています。

しかし、目の細かい網が設置されてしまい、排煙できなくなることがあります。


↑クリックすると拡大表示します。

目の細かい網を設置してしまった場合の状態

ススとり君(CLC型)の煤塵(ばいじん)除去率は約90%で、残りの10%は屋外に排出されます。

そのため万が一、目の細かい網を設置してしまっている場合、下写真のように網目がすすで詰まり次のような状態になります。

  • 排煙できなくなり、厨房・客席内に煙が充満する

対処法
以下の方法でまずは煙の遮断をおこなってください。

  1. 窯の開口部(空気の入る箇所)をフタでふさぎます。
    ※営業終了時に行っている方法と同じです
  2. 煙が排出されていないことを確認します。
    窯の開口部に蓋をすることにより店内に煙が入り込むのを防ぎます。
    また酸素が遮断されることで窯の中で燃焼していた薪の火が消えます。
  3. 弊社までご連絡ください。

次の場合は網が設置されている可能性があります

網が取り付けられているかどうかということを、店舗様側が把握していることはまずありません。
弊社もしくは弊社代理店以外で設置工事を行っている場合には、あらかじめ煙突トップの確認をしておくことをおすすめします。
視覚での確認が状況的に無理な場合は、設置工事を行なった工務店等にご確認ください。

次の状況を満たした場合は網が設置されている可能性があります。

  • ファンが正常に回っているのに排煙できない
  • 弊社もしくは弊社代理店以外で設置工事を行っている

排煙できなくなった場合には、弊社までご連絡ください。


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煙突は屋根面から60cm上げないとダメ?

屋根よりさらに天に向かってそびえ立つ煙突の、なんとも風情のある光景に目を奪われる方も多いのではないでしょうか?

では、なぜ煙突が高くまで伸びているのかというと、理由の一つとして、自然排煙の場合、短い煙突にするとドラフト(温度差を利用した上昇気流)が発生せずうまく排煙できないからです。

煙突は高く伸ばす必要が機能的にあるわけです。

一方、建築基準法に「煙突の屋上突出部は、屋根面からの垂直距離を60cm以上とすること」と定められていますが、これが適用されない場合もあります。

建築基準法施行令第115条

 建築物に設ける煙突は、次に定める構造としなければならない。
一 煙突の屋上突出部は、屋根面からの垂直距離を60cm以上とすること。
二 煙突の高さは、その先端からの水平距離1m以内に建築物がある場合で、その建築物に軒がある場合においては、その建築物の軒から60cm以上高くすること。
三 煙突は、次のイ又はロのいずれかに適合するものとするこ。
イ 次に掲げる基準に適合するものであること。
(1) 煙突の小屋裏、天井裏、床裏等にある部分は、煙突の上又は周囲にたまるほこりを煙突内の廃ガスその他の生成物の熱により燃焼させないものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとすること。
(2) 煙突は、建築物の部分である木材その他の可燃材料から15cm以上離して設けること。ただし、厚さが10cm以上の金属以外の不燃材料で造り、又は覆う部分その他当該可燃材料を煙突内の廃ガスその他の生成物の熱により燃焼させないものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いる部分は、この限りでない。
ロ その周囲にある建築物の部分(小屋裏、天井裏、床裏等にある部分にあつては、煙突の上又は周囲にたまるほこりを含。)を煙突内の廃ガスその他の生成物の熱により燃焼させないものとして、国土交通大臣の認定を受けたものであること。
四 壁付暖炉のれんが造、石造又はコンクリートブロック造の煙突(屋内にある部分に限る。)には、その内部に陶管の煙道を差し込み、又はセメントモルタルを塗ること。
五 壁付暖炉の煙突における煙道の屈曲が120度以内の場合においては、その屈曲部に掃除口を設けること。
六 煙突の廃ガスその他の生成物により、腐食又は腐朽のおそれのある部分には、腐食若しくは腐朽しにくい材料を用いるか、又は有効なさび止め若しくは防腐のための措置を講ずること。
七 ボイラーの煙突は、前各号に定めるもののほか、煙道接続口の中心から頂部までの高さがボイラーの燃料消費(国土交通大臣が経済産業大臣の意見を聴いて定めるものとする。)に応じて国土交通大臣が定める基準に適合し、かつ、防火上必要があるものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものであること。
2 前項第一号から第三号までの規定は、廃ガスその他の生成物の温度が低いことその他の理由により防火上支障がないものとして国土交通大臣が定める基準に適合する場合においては、適用しない。

建築基準法施行令第115条2項の「国土交通大臣が定める基準に適合する場合」として、「国土交通大臣が定める基準(建設省告示第1098号)」をご覧ください。

(設置・構造に関する条件を除いて、簡潔にまとめると次のようになります。→換気扇等がついていること/火粉を含まないこと/廃ガス等の温度が260℃以下であること)

ちなみに、
機器からの排気温度が260℃を超えるもの:煙突
機器からの排気温度が260℃以下のもの:排気筒    という分類があります。


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もしも排気制限のある物件で飲食店を開くなら【4コマ漫画風】

駅前商店街のビルに気に入った物件を見つけた栗江さん。でも、1,700㎥/hの排気制限があります。一体どんなお店が開けるでしょうか?
※地下街や駅構内・空港などの一部には屋外排気に対する制限があります。

換気量の計算をすると、右図の900×600(mm)の大きさのガステーブルに対応する排気フードが約1,600㎥/h です。(某ガスコンロメーカーではガス3口です。)◆三辺開放(壁に接していない面が3面)◆対象器具(ガステーブル等)から排気フードの距離が1m以上
※1 換気計算について
⇒参照:ブログ「1からわかる!給気口の選び方【換気量の計算】」

ガステーブルをコーナーに置くことで、使用換気量をわずかに減らすことができます。捕捉面風速の推奨値より◆三辺開放から二辺開放へ◆約300㎥/h分の換気量獲得◆1200×600(mm)のガステーブルに変更の結果・・この場合、ガスが2口増やせる!(某ガスコンロメーカーの場合)
※2 捕捉面風速の推奨値について
⇒参照:ブログ「1からわかる!給気口の選び方【換気量の計算】」

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以下の場合等は、屋外排気(換気)をお願いします。
※ガス・薪・炭など燃焼ガスや一酸化炭素(CO)が発生する調理
※周囲の温度を著しく上げる金属の発熱を利用した電熱器の使用
※白煙の出る調理
※強い臭気の出る調理


リターンフードは排気制限に対応の他にもメリットが多くあります。
製品の詳細は、弊社ホームページ内の「バブルクリーンフード:概要」からご覧ください。

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給気口を選んで配置する(新規出店の場合)【4コマ漫画風】

厨房・客席あわせて3坪の物件で、新しくうどん屋をはじめる栗江さん。建築士の方と一緒に給気を考えます。

※1 換気計算について
⇒参照:ブログ「1からわかる!給気口の選び方【換気量の計算】」
※2 給気のトラブルについて
⇒参照:ブログ「給気が原因だった?!店舗のトラブル!」

◆空調費がかさむ冬季の給気方法に重点を置く!◆不快な冷気は足元から入れない!  ◆天井面の温かい空気だまりとミキシングして給気!(給気の流れ:屋外→天井裏→室内)局所冷却が起きないよう分散して設置しましょう。

総排気量に近い風量になるように天井給気口と外部給気口からそれぞれ選択しましょう

※3⇒参照:ブログ「体感でわかる、これがベストな換気量(差圧)」
※4 給気量は排気量とほぼ同量にするのがベストです。

冷蔵庫の真上に業務用冷蔵庫専用T-55を設置します。厨房の排気フード近くにT-57を設置します。エントランスに近い客席側に処理風量の小さいTM-58を2台設置します。天井に給気する外部給気口TO-15も忘れず設置します。
◆給気不足による問題や換気に関してお客様から多くのご相談をいただいております。
大変申し訳ございませんが、換気計算、現場を拝見、設計図を使った具体的なご相談等は、設計事務所等の建築士の方にお願いすることをおすすめします。

なお、今までどおり、お問い合わせは受け付けております。


製品の詳細は、弊社ホームページ内の「給気口:概要」からご覧ください。

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知らないと損する「厨房のエアコンの選び方」

暑い日がまだまだ続きますが、厨房や工場など排気の多い場所において、夏のエアコン能力は足りていますか?また、必要以上に能力が高過ぎてイニシャルコストが高くなっていませんか?

排気フードなどからの排気量を考慮することなくエアコンの選定をしてしまうと、能力が足りずエアコンが十分に効かなくなってしまいます。

また、必要な能力より数ランク上の馬力のエアコンを取り付けてしまうと、契約電力が高くなってしまい無駄なイニシャルコストがかかってくる可能性があります。

このような選択ミスをおこさず、コストにおいても心地よさにおいても最適なエアコンを設置できるようエアコンの選定をしましょう。

外気負荷から求めるエアコンの選定

厨房に空調を設置する場合は、厨房の広さに見合った空調を選ぶだけでは馬力が足りません。なぜなら、一般の住宅・オフィスに比べて排気量が多いからです。外気負荷を計算し、その分を上乗せした空調を選ばなくてはなりません。

実は、夏季にエアコンがよく効いたからといって冬季のエアコン能力が大丈夫だとは限りません。なぜなら、冷房より暖房の方が消費電力が高く「快適な温度」との温度差も夏季より冬季の方が大きいからです。そこで、より消費電力の大きい冬季の状況下を例にエアコンの選定をしてみましょう。

下図を例に外気負荷の計算をしてみましょう。

  • 天井扇 Φ150   :200m3/h(又はCMH)
  • フード換気量    :1,300m3/h
    (換気量の計算の詳細は、「1からわかる!給気口の選び方【換気量の計算】」をご覧ください。)
  • 居室換気量     :上記(200m3/h+1,300m3/h)以上の量とします。
    建築基準法施行令第20条の2に準じる(V=20Af/N)
  • 火気使用による換気量:V=40KQ又はフード面風速からの換気量の大きいほうを用います。
  • 24時間換気量    :居室(条件により0.5〜0.7回/h)内の空気の入替
〚室温20℃、外温0℃〛時の外気負荷

Q =0.24(定圧比熱 Kcal/Kg.deg)×1.2(空気の比重量 Kg/m3) X V(換気風量 m3/h) X Δ(室内外の温度差 dt)

  • 定圧比熱:0.24Kcal/Kg.deg
  • 空気の比重量:1.2Kg/m3
  • 比熱.比重量= 0.24Kcal/Kg.dt X 1.2Kg/m3 = 0.288Kcal/m3.dt
  • 室内外温度差:△t=20-0
  • 1Kw=860Kcal/h

Q = 0.288×1,500×(20-0)=8,640Kcal/h(10kw)

上記の条件においては、8,640Kcal/hの熱量を消費します。

フード近くに給気口を設けてショートサーキットさせることで、この場合は外気負荷を300m3/h減らすことができます。

Q = 0.288×300×(20-0)=1,730Kcal/h
Q = 8,640Kcal/h-1,730Kcal/h=6900Kcal/h(8kw)

室内循環換気の場合のエアコンの選定

例えば、調理対象器具がガスや薪・炭を使用する場合は、COが発生しますので屋外に排気をしなければなりません。しかし、電気やIHなどCOを発生させず、回りの空気の温度を著しく上げることのない器具の場合、排気フードは屋外へ排気をしなくとも室内循環で厨房に戻すことができます。

そのような場合は、調理で汚れた空気(油・臭い・熱等)を排気フードで吸い上げ浄化し元の厨房に戻しますが、もともと空調された「快適な温度」に近い温度になっている空気ですので、温度差のある空気を1から空調する必要はありません。

つまり、室内循環型換気で回りの空気の温度を著しく上げることのない調理器具を使用している場合は、前項のような外気負荷を考慮してエアコン選定する必要はありません。

◆室内循環型フードのご紹介
バブルクリーンフード
システムフード


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※2018/03/27 内容一部変更

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